四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月6日発表)
TDK(6762)
得意としてきた分野をさらに伸ばし、競合他社との差を広げていく戦略だ――。電子部品大手のTDK(6762)が5月22日に発表した、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画。3年で計7000億円の設備投資を実施し、大黒柱の二次電池に3200億円、自動車向けを中心にセラミックコンデンサーや高周波部品などといった受動部品に2000億円を振り分ける。
西武ホールディングス(9024)
「鉄道会社はこれまで、資産を持つことが当たり前のビジネスモデルだった。しかし今後は、資本効率を意識して戦略を変えていく必要がある」。西武鉄道を傘下に持つ西武ホールディングス(9024)の経営企画本部IR部、小川哲生課長はそう語る。
ヤクルト本社(2267)
ヤクルト1000の全国発売は2021年。従来のヤクルト商品よりも単価が高く採算もよい同商品のヒットで、ヤクルト本社(2267)の国内飲料・食品の事業セグメントは急成長。2019年度に182億円だったセグメント営業利益は、2023年度に495億円まで拡大している。