四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月4日発表)
富士フイルムホールディングス(4901)
事業転換の成功例として知られる富士フイルムホールディングス(4901)。かつては写真フィルムの製造販売を中心としていたが、デジタルカメラの普及とともに写真フィルム市場はほぼ消滅。現在は医療機器、半導体材料、印刷機、写真フィルムの技術を生かしたインスタントカメラ「チェキ」など複数の事業がバランスよく収益貢献している。
キヤノン(7751)
エレクトロニクスは、半導体向け、液晶向けともに、顧客の在庫調整や稼働率低下の影響を受け需要が軟調だった。しかし半導体材料での買収効果もあり売り上げ成長を維持できた。今年5月末には、キヤノン(7751)が手がけるナノインプリント半導体製造装置向けの材料、ナノインプリントレジストの販売を開始した。
源ホールディングス(3561)
博多ラーメン「一風堂」などを運営する力の源ホールディングス(3561)が業績を大きく拡大している。5月15日に発表した2024年3月期決算は売上高317億円(前期比21.7%増)、営業利益32億円(同44.5%増)でいずれも過去最高を更新した。